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執筆者の写真Yoshimi Towle

広告「ミツバチのホテル」看板

更新日:2020年2月15日


グリーンピースによると、世界の食料の9割を占める100種の作物の7割をハチが受粉媒介しているらしいですね。そのミツバチが姿を消している原因(一因?)とされる農薬「ネオニコチノイド」の使用は、EU・中国・韓国はすでに禁止、北米でも規制進行中なのに、日本では逆に規制緩和が進んでいるそうです。このブログに書きたいことはソコではないのですが・・どうした農林水産省。

そんなわけで、多くの企業がミツバチを守る取組みをしていますが、先日見かけた記事が興味深かったので紹介します。スウェーデンのマクドナルドの話です。

同国のマクドナルドのいくつかの店舗で、店舗屋上に巣箱を設置する取組がすでに行われていたようですが、新たな取組としてドライブスルー店舗を忠実に再現した蜂の巣箱を「世界最小のレストラン」として制作販売、売上はマクドナルドが組織するチャリティーに、というプロジェクトが今年春にリリースされました。実物はこちらの動画で。一個一個手作りされている様子がわかり、本当によくできています。

▼ McDonald’s Unveils Tiniest Replica ‘Restaurant’ for Bees

その継続企画として「野外広告をミツバチのホテルに」という記事を最近見つけました。看板には沢山の穴があいていて、ミツバチや小さな昆虫などが好んで入りそうです。文字は「Always Open」だそうです。

出典:Design TAXI

スウェーデンの野生ミツバチの30%が休息地不足だそうで(移動に必要?)ホテルという位置づけがおもしろいです。ビルボードのような大型看板だけでなく、店舗周りの看板にもこのアイデアが活用され始めているということで、メンテナンスなど課題はありそうですが、暖かく見守る地域の人を想像すると癒やされます。日本でやっても子供に危険と言われそう。

ハチに文字は読めないわけで人間の自己満足っちゃーそうだし身も蓋もないけれど、こうしたアプローチが人々の記憶に残り、問題意識が拡散されていく仕組み、その発想力がいいなと思うわけです。

制作会社NORDのサイト、まだチラ見しただけですが、有名企業以外にも同性婚や人々の生き方に新しい提案を絡めたプロジェクトがあるようでした。インターフェースも力強くシンプルでかっこいいです。

順番があちこちしますが、私がこのプロジェクトを知るきっかけになったサイト「Desgin TAXI」は様々なジャンルのニュースを発信していて、デザイン関連のニュースがいつも興味深いです。昨日も「記述(説明)的なロゴと抽象化したロゴはどちらが効果的か、597個のロゴに対して行った調査研究結果(ハーバード・ビジネス・レビューによる)」なる記事があり、ロゴを制作する人&必要とする人にとって、とても興味深いトピックで、この記事とどちらを取り上げるか迷いました。このサイトは英語の勉強も一緒にしちゃおう♪というグラフィック・デザイナーに、面白く読める記事が多くておすすめです。

なんて・・・少しは有益なことを発信したいなぁと思ってちょっと記事気取りで、書いてみました。

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