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執筆者の写真Yoshimi Towle

なんちゃってWEBデザイナー

この2ヶ月あまり、サイト制作に夢中になっていた。制作した5つのサイトのうち、ローンチ済みは2つ、1つは仕上がってドメイン接続をクライアントが行ってるところ、今月末に1つ、あと1つは年内に。そしてまた新規のお話をいただき、来週打ち合わせをする。


今日めでたくスタートしたTERATOTERA祭り特設サイトは、この数年ポスターやパンフなどを担当させていただいて、今年はオンライン開催なので特設サイトを設置することになったもの。今日15日からの4日間、日本、カンボジア、インドネシア、タイのアートコレクティブがオンライン上で作品を発表したり、ライブでシンポジウムや音楽ライブ、ディスカッションなどを繰り広げる。(ご興味ありましたら是非、全て無料)


コードが書けないのに仕事を引き受けてはいけないと思ってたけど、STUDIOを使った取引を行なっている制作者のお話を聞いたり、Wixもデザイナーとのマッチングサービスを少し前から始めていたので、Wix使ってやってもいいのかな?という気持ちになった。Wixを使用すること、私のスキルには限界があることをよく説明して了承いただいた。


しかし、実際の仕事で痛感したのは、いかに自分が無責任に仕事を引き受けてしまったかということだ・・。どこのサイトにも普通にあるシンプルな仕様を要望されても、私には実装できるのか出来ないのか、その判断すらできないので「わからないので、ちょっと調べてみます」と言うしかない。(言えるだけましですが・・)

インスタの特定ハッシュタグを即時表示させたい、決済システムを導入したい、マルチリンガルにしたい、ワードプレスみたいにブログ形式で更新したい、折り畳みで要素を表示したい、などなど自分のサイトでは未踏の部分がドンブラコ・・。

とにかく調べまくるしかないのだけど、用語もよくわからず検索用語をみつけるところからだったりした。そして、WixのFAQはとても充実しているが、ゆえに膨大なのだ。うまく行き当たっても英語しかなかったり。とにかく時間がどれだけあっても足りないのだった。


検索で埒が明かない時は、聞くより慣れろだ!とばかりに(自分もよく授業でそれ言ってます・・)ローラー作戦に出たりもした。しらみつぶしに試していくが、多くは撃沈した。ああ、これは己の力を過信した罰だ・・・しかしクライアントには期日があるのだ、ここで私が降りても、誰が残された時間で引き受けてくれるというのか、やるしかないのだ。

この暗中模索感、大昔にフリーランスになった頃にあったなぁ。そして粘り強く調べて解決した時の喜びとクライアントの言葉に励まされ、多くのものは乗り越えることができた。


でも一つ苦し紛れの代替案で了解してもらったものがある。折り畳みだ。READ MOREでピラっと開き、READ LESSでサクッと閉じるアレ。Wixにもデベロッパーモードなるものがあり、それでなら可能なことは調べてあった。記述スキルを持った人間だけの聖域・・ああ、私には踏み入れない。知り合いのエンジニアに外注しようかと相談もした。でもコード云々の前にWixの仕様を理解するのに労力と時間が要り過ぎるということになり、その対価は予算内で十分にお支払いできないという判断で断念した。結局苦しい代案となったがライトボックスで了承してもらった。


しかし、この折り畳みだけはなんとか超えておきたい、落ち着いたらエンジニアに対価を支払って、じっくりみてもらおうと思っていた。にしてもまず自分の質問をクリアにしないといけないので、Wixのデベロッパーモードの英語しかない解説を昨日一生懸命読んで、とにかくその通りにやってみた・・やっぱりできなかった。ボタンを強くクリックしてみたがわかってる、そうじゃない笑。コードをみても私には絵でしかない。


ところが、もしかしてと思う組み合わせをあれこれ試したら、なんと・・できたのである。たまたまできちゃったので、手順を明確にするのにまた1時間試行錯誤した。これだけのものを作るのに半日溶かしたけど、私にとっては大収穫、手順がものすごく面倒だと知れたことも。安易にその仕様を大量に含む案件の話をしてはいけないぞ。


今後もできる範囲で小さくWEB制作を続けたいと思う。でもやっぱりエンジニアと組まないと見えない世界も見たいし、グラフィックデザイナーでなければ出来ないものを世に出したいと思う。今後はWEBでのグラフィックの見せ方という、私にとっては古くて新しい領域にもっと踏み込んでいきたい。


折り畳み実装画面のスクショ。Corvid Tutoriai:はWixの公式チュートリアルを引用。



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